利吉特殊景観と小黄山
更新しました:2022-11-28
2.5万
紹介
利吉悪地は台東市北郊の卑南溪の畔にあります。利吉月世界とも呼ばれ、「台東地質国宝」とも称される利吉混同層が見られます。プレートの圧迫、造山運動、風化、雨による浸食を経て形成された利吉悪地。植物が生えない崖が雨で浸食されたくさんの溝が刻まれた光景は月面のようで、粗野で荒涼とした風景を撮影しようと人気の写真スポットとなっています。
利吉混同層は粒が極めて細かい泥岩で組成されています。泥岩は隙間が小さいため、通気性と透水性が悪く、雨水は地表に沿って流れ浸食して行きます。こうして筋のような雨裂浸食が形成され、この獰猛な悪地の風貌が出来上がったのです。利吉悪地へとボードウォークを進めば、あたかも天然の地質史展示ホールへ足を踏み入れたかのようです。利吉悪地の奇景を遠くから眺めるには、卑南大圳の入口または利吉橋の上からがいいでしょう。ここからは特別なワンショットを撮影できます。
利吉悪地と卑南溪を隔てて正面向い側の山麓には、幅2km余りにも及ぶ断崖が続いています。中央山脈末端の卑南礫岩が雨水に浸食されて形成されたもので、俗に「小黄山」と呼ばれています。利吉悪地はフィリピン海プレートの前縁に当たりますが、卑南礫岩はユーラシア大陸プレートの一部です。そのため利吉悪地を訪れれば、二つのプレートの活動により出来上がった地形を間近に観察できます。
観光スポット情報
ステータス オープニングの状態
営業時間 日曜日:24時間昼夜営業
月曜日:24時間昼夜営業
火曜日:24時間昼夜営業
水曜日:24時間昼夜営業
木曜日:24時間昼夜営業
金曜日:24時間昼夜営業
土曜日:24時間昼夜営業
アドレス 台湾台東県臺東市卑南鄉北郊の卑南溪畔
施設
- 展望台
- 駐車場