林田山林場
更新しました:2023-09-26
3.3万
紹介
スポット攻略法
-かつては台湾で四番目に大きな林場
-豊富な林業文化は縦谷の旅の必達スポット
-林田山咖啡館でアフタヌーンティーを楽しみ
-中山堂は林田山を代表する建物
-当時の木材運搬鉄道と列車を保存
-木材伐採機具や木彫り作品を展示
かつて「小上海」とも称された林田山林場は、当時、森坂(もりさか)と呼ばれ、今も残る伐採基地の中で元の姿を最もよく残しています。昔日のにぎわいはすでにありませんが、各種の伐採機具、伝統の消防用具などの文物を豊富に保存する他、中山堂、日本式ヒノキ建築群が大規模に残っています。台湾林業の歷史に触れられる林田山は、花東縦谷で必達の人文スポットです。
かつて繁栄を極めた林田山
林田山はかつて、八仙山、阿里山、太平山に次ぐ、台湾で四番目の規模を誇る林場でした。1918年日本人は花蓮に「東台湾木材合資会社」を設立しました。それは翌年「花蓮港木材株式会社」に改組され、林田山での木材伐採が始まり、1938年以後は,木材運搬鉄道、中山堂、職員寮、医務室、職員専用店、米屋、雑貨店、クリーニング屋、散髪屋、消防団、幼稚園、小学校などの学校が設けられ、林田山は生活機能が完璧に整った林業コミュニティを形成していました。全盛期には四、五百戶の住宅があったということです。
当時の住民が映画を観た場所-中山堂
林田山林場で最も古典的な建物は中山堂に他なりません。ヒノキ造りの中山堂は当時、森栄小学校、林場の行事に使われていました。その後1961年、中山堂に二台の映写機が導入されると、近隣の大きな話題となりました。林場事務所にピンク色の映画上映通知が貼られると、毎回、長橋里の住民までが列車に乗って映画を観に訪れたということです。
ゆったりのんびり午後のひと時
1991年に天然林の伐採が全面的に禁止されると、林田山の栄華は歴史の彼方に消えてしまいました。今日の「林田山林業文化園区」ではヒノキの香りがいっぱいのカフェでアフタヌーンティーを楽しみ、中山堂では当時住民が映画を楽しんだ時に想いを馳せ、精緻な木彫り芸術を鑑賞し、「林田山林業文物展示館」を散策し、林田山の歴史をじっくり味わいましょう。
観光スポット情報
ステータス オープニングの状態
営業時間 09:00〜17:00 旧暦大晦日及び月曜休館
チケット 無料
休日:国家森林ボランティア等による解説・案内
アドレス 台湾花蓮県鳳林鎮森栄里林森路20号(台9線244K付近の「満妹豬腳店」で西に入る)
電話 +886-3-8752100
施設
- 展望台
- 公衆トイレ
- 駐車場
- 販売部
旅の時間オススメ
公共交通
2.台鉄万栄駅下車後、徒歩約2.3kmで到着
運転情報
北上:台東から花蓮方面へ9号省道を走行し、万栄244kmで左折し16号省道に入り、標示に従い前進