富源森林遊楽区
更新しました:2023-09-15
2.7万
紹介
富源森林遊楽区は花蓮県の瑞穂郷富源村に位置し、クスノキがメインに植えられた森林遊楽区です。富源渓に沿っていくつかの歩道があり、渓谷両側にはクスノキや低海抜性の広葉樹が生い茂っています。この鬱蒼としたクスノキ林が富源森林遊楽区の一大特色で、林の中を歩いていると心地よい香りに包まれます。森林浴のベストスポットとも言えるでしょう。
また、ここには原始の自然がそのまま残っているため、無数の蝶が棲息しています。毎年3月から8月がベストシーズンで、青帯鳳蝶や端紅蝶、大紅紋鳳蝶、石牆蝶、蛇目蝶、台灣蚊白蝶など30種あまりの蝶を見ることができます。林間を蝶が舞う光景は、まるで一幅の絵画のようです。また、3月から5月および9月から11月には、黒翅蛍と台湾山窗蛍のシーズンともなっています。夜の帷が降りると、ここには無数のホタルが飛び交い、幻想的な光景を織りなします。
このクスノキ林と蝶以外に、険しい峡谷そのものも見どころとなっています。渓谷の到るところに巨大な岩があり、清らかな富源渓が巨石の間をしぶきを上げながら流れていきます。岩壁から落ちてくる富源瀑布も勢いがあり、迫力満点です。さらに、富源渓の中には「移動する温泉」という珍しい自然景観もあります。これはれっきとした高温の温泉なのですが、湯気は立たず、水の流れによって位置を変える「流動温泉」です。河の底から湧き出ているのですが、決まった場所ではないので、位置を把握するのが難しいです。現在は業者により掘り当て作業が行われており、源泉を確保した後には露天風呂ができる予定です。
観光スポット情報
施設
- 展望台
- 公衆トイレ
- 駐車場
- ネットワーク
- 販売部
- 歩道